飲みすぎを防ぐグラスの選び方

健康・ダイエット

飲みすぎを防ぐグラスの選び方

いわゆるジュース太りや酒太りをしている人もいるのではないでしょうか。
ジュースにはたくさんの砂糖が含まれているものもありますし、お酒にもかなりのカロリーが含まれていますが、最近では自宅で食事をしたり飲んだりする人も多いと思いますので、結構ジュースやお酒で太ってしまったという人も多いだろうと思います。

今回はそんなジュース太りや酒太りを防ぐためのコップやグラスの選び方について紹介したいと思います。

実は、使う食器によって人間の食欲はコントロールできるということが先行研究でもたくさん示されていて、例えば、わかりやすい話としては、小さなスプーンや小さなフォークを使えば使うほど一口で食べる量が減り、自然と少ない量でも満足できるようになるということもあります。
逆に、大きなスプーンなどでたくさん一口で食べるようになってしまうと、自然と噛む回数も減り同じ量に対しても満腹感が減るということがあります。

このような食器を小さくする方法の効果についてはよく言われていたのですが、今回はそれを飲み物で行ったらどうなるのかということを調べた研究から紹介したいと思います。
ケンブリッジ大学などが行った研究をベースにして解説させてもらいます。

グラスの形によって自然と飲む量が変わる?!

飲み物を飲む時のグラスの形によって、ジュースやお酒を飲む量が変わるのではないかという研究になっています。
この研究自体はソフトドリンクを対象にした実験になっていますが、理屈としてはお酒でも同じことが言えると思います。

実験では198人の参加者を集めて、細長いシャンパングラス、または、平べったいマティーニグラスのどちらかで4種類のフルーツジュースを自由に飲んでもらいました。
グラスの容量としてはシャンパングラスもマティーニグラスもどちらも同じで165ミリリットルになっていました。
形が違うだけで飲む量が変わるのかということを調べたわけです。

その結果、なんとシャンパングラスの方がマティーニグラスよりも飲む量が少なくなったということです。
さらに、シャンパングラスの方が一口あたりのジュースを飲む量も少なくなっていたということも確認されています。

つまり、シャンパングラスの形をしていると大量には飲みづらくなります。
飲みづらい上に満足感も高くなるので、実験参加者たちは特に意識することもなく自然と飲んでいるだけで、シャンパングラスの方がマティーニグラスよりも無意識のうちに一口で飲む量も少なくなり全体として飲む量も少なくなるというわけです。

ですから、人間の無意識に自然とアプローチしてジュースやお酒を飲む量を減らしてくれるのがシャンパングラスのような細長いグラスだということです。

実際に、過去の先行研究では縦長のグラスの方がたくさん入ってるように見えるという研究もありましたが、今回の研究では、グラスの形状として縦長になっているということよりも、それによりグラスの形状が細くなるので口があたる飲み口の部分が小さくなるということがポイントだったようです。

飲み口の径が小さいと自然と一口が減る

シャンパングラスを使って飲む時には、実際に使ってみると分かりますが口をすぼめて飲むようになります。
グラスに合わせて自然と口をすぼめて飲むようになるので、それによって自然とドリンクの消費量が遅くなるそうです。
ドリンクを飲むスピードが自然と遅くなり、それによって別に我慢をするわけでもなく最終的な消費量も減るということです。

ですから、ジュースやお酒を好きだけれどそんなにたくさんは飲みたくないとか、ダイエットをしているから飲みたくないけれど全く飲まないわけにもいかないという場合などは、別にシャンパングラスでなくても構いませんが、飲み口の部分が細いグラスを使うようにすれば自然と飲む量を減らすことができるかもしれないというのが今回の研究が示してくれることです。

そう考えると、ストローで飲むというのは意外といい方法なのかもしれません。
コップで一気に飲むよりもストローで飲む方がゆっくりと飲むようにはなるでしょうし、出来るだけ径が細いストローを使うようにした方がもしかすると効果があるのかもしれません。

研究者のコメントを見てみても、やはり、健康を害してしまうような砂糖が多いジュースやお酒の飲む量を減らすためにはできるだけ細長く径が小さいグラスを使ってみるのは良い方法なのではないかと言われています。

ビールなどのお酒であればジョッキでガバガバと飲んでしまうということもあると思います。
ビールもシャンパングラスのような細長いグラスに入れて飲むと見た目もオシャレですし、自然と飲む量も減るのではないかと思います。
少ない量でも満足度は高くなりますので、普段ジュースを飲んだりお酒を飲む時にシャンパングラスを使ってみてもいいと思います。

おすすめのシャンパングラス

今回はおすすめのシャンパングラスも選んでおきました。
良いグラスというものは口当たりを柔らかくするためにとても薄く作っていますので、どうしても割れやすくなり洗う時にも大変だったりします。

今回は普段使える丈夫なグラスなどをおすすめのアイテムとして紹介しておきます。

これは真空二重構造で外側と内側の層の間に真空の層ができているグラスです。
このグラスは見た目が大きいのでたくさん量が入っているように見えますが、実際には160ミリリットルしか入りません。
ですから、たくさん飲み物の量は入らないのに満足感はとても高くなります。

さらに、この真空二重構造により飲み物の温度があまり変わらないので、ビールを飲む時などに使ってもしばらく冷たい状態を保つことができます。
ただこれは少し割れやすいので気をつけてください。
僕も普段飲み物を飲む時にはよく真空二重構造のグラスを使っています。

これは普通のシャンパングラスですがわりと割れにくく丈夫ではあります。

このシャンパングラスが一番丈夫だと思います。
食洗機に入れても大丈夫なシャンパングラスですので、普段使うのにはとても便利だと思います。

自宅でビールやジュースを飲むというの時にもぜひシャンパングラスを使ってみてください。
その方がお洒落な雰囲気を味わうことができますし、それだけでなく満足度も高くなり自然と飲む量も減りますので試していただけたらと思います。

ちなみに、シャンパングラスを紹介したのでおすすめのシャンパンも紹介しておきます。

こちらは5000円ぐらいのわりと手軽なシャンパンの中ではとても美味しいと思うシャンパンで、以前紹介した時には一気に売り切れてしまいましたが、また在庫が戻っていたので紹介させてもらいます。

こちらはわりと辛口ですがドライすぎないので自宅で楽しむのにはちょうどいいのではないかと思います。
ぜひシャンパングラスと共に楽しんでみていただけたらと思います。