仲直りする時【謝るよりも効果的なこと】とは

人間関係

仲直りが上手い人の特徴について紹介させてもらいます。
恋愛関係に関する研究からですが、一般的な人間関係においても使える内容になります。

最も大切なコミュニケーションとは

ジョージア大学の研究で、仲直りが上手く良い結婚生活を送れるカップルの特徴を調べたものがあります。
498組の夫婦を対象に、結婚生活がどれぐらい上手くいっているかとか、普段どの様なコミュニケーションをとっているかということを調べました。様々なアンケートをもとに良い結婚生活に必要な要素を調べました。
その結果わかったこととして、コミュニケーションにおいて、相手に対する「感謝の言葉」が豊富に含まれているということが、結婚生活の満足度を高めて良好な関係の条件だったということが分かっています。

感謝を伝えることの力

そのカップルが人生の悩みや大きな困難に局面したり、夫婦ケンカをしても、これを乗り越えるためにも相手に感謝を伝えると、ふたりの状況は良くなるということが分かっています。
つまり、いい関係を築いている人たちは、仲直りの時にも謝罪だけでなく感謝も伝えるわけです。ただ謝るだけでなく、普段からの感謝の思いを伝えることを重要視しているということです。

もちろん日常的に感謝の気持ちを伝えることも大事ですが、このようなところを意識してもらえると仲直りのスピードが早くなったり、お互いの困難を乗り越える力も高まります。

ふたりの困難を乗り越える力

何の悩みもなく一切ケンカもしないようなカップルはいません。ネガティブなことが起きた時にどのようにしてそれを乗り越えていくかということが、はるかに重要になります。
そのために大切なのは、謝罪ではなく感謝の気持ちを伝えることです。

ケンカすることが多いか少ないかということよりも、どんな激しいケンカをしたとしても、ちゃんと感謝の気持ちを伝えることができるかということが、ふたりの関係にとって重要だということです。

否定しにくいコミュニケーション

謝罪というものに対しては否定ができます。どんなに謝ったとしても、例えば「謝ればいいと思っているでしょ!」とか、「今更遅い!」など、言い返されることもあると思いますが、感謝に対して否定するのは難しいはずです。

あらゆるコミュニケーションにおいても、感謝の重要性についてはよく言われています。これは最も否定しづらいコミュニケーションだからです。
感謝を否定すると、どう考えてもその人自身が悪者になってしまいます。人間は誰しも、自分が正しいと思いたいし良い人でいたいというのが、根源的な欲求です。相手を説得するようなコミュニケーションにおいても、感謝を使って相手を動かすのも良いテクニックです。

感謝の力についてはこちらも↓

重要なのは、表面的な感謝ではなく、相手の存在によって自分の人生にどの様な影響があり、相手がどれぐらい自分の人生や考え方を変えてくれたのかということを相手に伝えることです。
ケンカした時も、普段も、相手の存在が自分にとってどの様な影響を与えてくれているかということを具体的に感謝し伝えることを意識してください。
人間関係全般において参考にしていただければと思います。