「プッシュ・ステートメント」とは、断言したり、相手に挑発をかけるような方法です。
僕がよく使うのは「断言」という方法です。
ただし、断言のタイプのプッシュ・ステートメントは結構危ういです。
なぜかというと、例えば、相手が自分にとって悪意があることをしているなと思っても、「あなたは私に対して悪意があることをしていますよね」といきなり言ってしまうと、万が一違った場合取り返しがつかないわけです。
だから、今日は断言を使わないプッシュ・ステートメントというのを紹介していこうかと思います。
正確に言うと、プッシュ・ステートメントというよりは、ファジーファクトです。
やましいことがある人とか、心当たりがある人だけは、変な反応を示す質問の仕方があります。
例えば、浮気している人とかやましいことがあると奥さんの問いかけに微妙な反応をしたりしますよね。そういった反応を上手に利用したテクニックです。
それをプッシュ・ステートメント風に、わかっている様に、何か知っている様に思わせるテクニックです。
1番強力なファジーファクトとプッシュ・ステートメントを合わせたテクニックはどんなものでしょう?
それは、
「相談すること」です
やましいことがある相手に「相談すること」。これがプレッシャーをかけるために一番怖いテクニックです。
どういうふうにやるかというと、この人あやしいなと思った人に対して、疑わしい人に対して相談するんです。相手は、バレているのではと思うわけです。しかも、相談というカタチをとっているので、相手は疑っているのかと反論もしづらいです。
例えば、会社の備品を盗んでいる疑惑のある人に対してだと・・・「備品を盗んでいる人がいるようなんだけどどう対策すればいいと思う?」と相談するわけです。
これに対して普通に考えたら協力的になるのが普通ですよね。非協力的、もしくは話題をそらす発言をした場合嘘をついています。「知らないね」と返してきたのも結構怪しいです。
どう対策すればいいと思う?と具体的に質問しているわけです。
それに対して、「そんなひとがいるんですか」とか「知らないですね~」なんて答える人はとても疑わしいです。具体的なアイデアが出てくるのが普通かと思います。
そんな簡単にいくのかと言う人がいると思いますが、実際にやってみてください。
結構、動揺を表してわかりやすいです。怪しい人を見抜いてください。
もうひとつテクニックを紹介します。
「心当たりのある統計」です
つまり、相手が心当たりがあること、相手が怪しまれているのではと感じていることに関する統計を話題に出すというテクニックです。
これ、僕は結構好きでよくやる方法です。
例えば、薬物をやっているんじゃないかと疑わしい人がいたとします。
「判断能力が低下するから、世の中には薬物やってもばれないと思っている人がいるんだって。顔の表情や顔の筋肉に結構出るから83%の確率で薬物やっている人はわかるんだよね」とか言うわけです。
この統計は適当でOKです。83%というのも嘘です。もちろん本当でも良いですが。
そうすると、皆自分はばれないと思っているからこそ、わかりやすい反応を示してくれるわけです。
この、ファジーファクトとプッシュ・ステートメントを合わせたテクニックを用いると、素人目にもわかるぐらい動揺したり、目をそらしたり、しどろみどろになったりします。
女性の方向けの「心当たりのある統計」の質問はこれです。
「男性の50%は少なくとも1回は浮気をするんだって」
これは本当の統計です。
そして、男性の場合はこれです。
「意外だけど、女性の40%は少なくとも1回は浮気するんだって」
こう質問されると、何でこの人は今そんなことを言ったのかと勘ぐろうとするわけです。
これも本当の統計です。
顔に出やすいので試してみてください。関係ない人は、まあそんなもんだろうねとか、軽い反応をするんですが、隠し事がある人は何でそんなことを言ってきたのか探ろうとしてきます。
是非参考にしてみてください。