勉強しないで成績上がる多分唯一の方法

学習法・記憶法

勉強しないでも成績を上げる方法とは?!

勉強しないでも成績を上げる方法というものはあるのでしょうか。

結論としては、そんな方法がひとつだけあります
勉強しないでも、実際にテストの成績が上がるという方法が確認されています。
今回はそんな方法について紹介させてもらいます。

まず誤解のないようにしていただきたいですが、これは勉強しなくてもこの方法さえしていれば良いということではなく、勉強した方がもちろんもっといいのは当然ではあります。
ただ、勉強しなくてもそれをしただけで成績が上がったという研究はそんなにありませんので、そんな方法について皆さんに紹介できたらと思います。

進級や進学を左右するレベルで成績の差になる行動

アメリカの成績評価方式でGPA(Grade Point Average)というものがあり、このスコアが勉強以外のあることをするだけで平均で0.13ポイントが高くなるということがミシガン州立大学の研究により確認されています。

この GPA が平均で0.13ポイントというのは、そんなに大きな影響ではないような気がする人もいると思いますが、実際にはこの違いは大学院への進学ができるかどうかとか、次の学年に進級できるかどうかといったことを左右するぐらいのレベルの違いだそうです。

ですから、勉強を一生懸命頑張ることももちろん大切なわけですが、大学生も大学院への進学や次の学年への進級を考える場合には、勉強以外でもそのためにできることがあるということがこの研究から示されているわけです。

2018年のこのミシガン州立大学の研究では、 4843人の大学生を集めて日常的にある行動をしているグループとしていないグループで比べてみたところ、その行動をしている学生はGPA のスコアが平均で0.13ポイントも高くなっているということが確認されています。

そんな行動とは・・・ジムに通うということでした。
大学生が日常的にジムに通っているかどうかということが、大学院への進学や次の学年への進級ができるかどうかを左右するレベルで違いをもたらしていたということです。

大学生等の単位の取得について調べてみても同じようなことが確認されていて、ジム通いを普段から習慣化している大学生は、そうでない大学生に比べて単位の取得数にも大きな違いがありました。

ジムに通っていない大学生のうち、1年間で必要な単位を取得できていたのはわずか60%だけでした。40%の人は必要な単位を落としていて留年したりする可能性もあったわけです。
ところが、ジムに通う習慣がある大学生は、74%の確率で必要な単位を取得していました。
ですから、ジムに通っている大学生の方が14%も必要な単位の取得確率が高かったということです。

ですから、受験のことを考えたり成績を上げたいと思うのであれば、ジムに通うという行為は週に2回から3回ぐらいでも構わないので大切なのではないかということをこの研究は示しているわけです。

定期的な運動で頭が良くなっている?!

もちろん、この研究は観察研究ですからジムに通うことと成績との因果関係については何とも言えないものです。
どのくらいジムに通えばいいのかということも細かい分析が必要にはなりますが、一応研究チームはその理由として2つの要因を挙げています。

まず、定期的な運動をすることによって頭が良くなっている可能性があるとされています。

今回のおすすめの本として、『‪脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』という本を紹介していますが、これは僕が運動をするきっかけになった本で、頭を良くしたいとか新しいことを思いつきたい、あるいは、集中力を上げたいのであれば運動が一番手っ取り早い脳を鍛えるための方法になります。
そのように運動することによって頭が良くなっている可能性があるということを言われています。

そして、2つめとしては、定期的に運動するような学生はコツコツと物事をこなす誠実性が高いので、自然と勉強にも取り組みやすくなっているということなのではないかということも研究チームは言われています。

ただ、運動を定期的に行うことによって実際に誠実性が高まったり、習慣を身につけることによって物事をコツコツとこなす能力が高まるとも言われていますので、運動を続けることによって誠実性が高まったり頭が良くなっている可能性もありますし、誠実性が高い人が運動を続けるという両方があると思います。

まずは軽い運動からでもいいので定期的に行ってみてください

まずはジムでなくても構いませんので運動を始めてみることをお勧めします。
それはどんな運動でも構いませんので、定期的に運動をするということが成績を上げる効果があるということです。
ランニングであってもウエイトトレーニングであっても、どんな運動でも定期的に運動をしている人たちが単位の取得率が14%も高くGPA のスコアが大学院への進学や進級を決めるレベルで成績の差に繋がっていたということです。
ぜひ皆さんも日々の習慣の中に運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、僕は自宅にもジムは作っていますが、最近では独自のプッシュアップバーを使ってトレーニングをしています。
今回のおすすめのアイテムとしても紹介しておきますが、普通に売っているプッシュアップバーに衝撃吸収用のテープを貼り、その上からテニスラケットのグリップに巻くテープを巻いています。
これを床に置いてバーピージャンプを毎日しています。
このようなシンプルな運動でも効果は十分にあると思います。

今回の研究ではジムにいる時間などは考慮されていませんが、短い時間からでもいいので習慣化することが大切だと思います。

効率よく身につけば勉強も楽しくなる!

回は、そんなできるだけ勉強しないで成績を上げるための方法として、定期的に運動するということを紹介させてもらいました。
もちろん勉強すること自体もとても大切です。
ただ、勉強のやり方自体をほとんどの人が教えてもらっていません。

勉強の方法を知っていれば効率よく学ぶことができるようになります。他の人よりも早く学べたり、今までよりも早く頭の中にまだ見たい事が入るというようなことを体験すると、勉強はだんだんと楽しいものになってきます。
だからこそ勉強というものはそのやり方を最初に教えた方がいいものです。
そんな科学的に正しい方法について解説した内容になっていますので、効率よく勉強して成績を上げたい方はこちらもぜひチェックしてみてください。

勉強や仕事の習得を効率よくしたい方へのおすすめ本

今回のおすすめの本としては2冊紹介しておきます。

先程も紹介した本ですが、運動することによって脳を鍛えて頭を良くするための方法について解説してくれている本です。

チェスのマスターの方が書かれた本ですが、チェスを極めた人が武術もしたくなり武術も極めてしまったという人ですが、このような全く異なるジャンルの物事を極めて身につけるためには何をすればいいのかということを教えてくれる本で、これはかなり面白かったです。
僕が普段しているHIITというトレーニングの考え方を勉強や技術の習得に使っていて、勉強でもスポーツでも仕事でも物事をできるだけ早く身につけるための方法を解説してくれています。